・私には、おじいちゃんがいました。
(もう、亡くなっていませんが)
・ある日、おじいちゃんと、おばあちゃんと、私3人で台所で食事をしていました。
・そして、おばあちゃんと喋っているうちに、話が盛り上がってきました。
・そこで私は、何かギャグを言いました。
・どんなギャグかは忘れましたが。
・すると、それを聞いていたおじいちゃんが、急に笑い出しました。
・でも、なんか、おじいちゃんの様子が変です。
・どうしたのかな?
・小刻みに揺れて、顔が真っ赤です。
・苦しそうなんです。
・どうやら、食べ物を飲み込む途中で笑ったので、器官に入ってしまった(?)ようなのです。
・おじいちゃんは咳が止まりません。
・やばい!
・めっちゃ苦しそう!!
・背中をさすってあげましたが、ダメです!!
・うわ!! どうすればいいんだ!!
・顔が真っ赤です!! 苦しそう!!
・やばい、おじいちゃん、死んじゃう!!
・おばあちゃん! どうしよう!!
・私は、おばあちゃんのほうを見ました!
・すると…え?
・おばあちゃんは大爆笑しています。
・めっちゃ受けてる。
・まったく助けようという気がありません。
・なんで、おじいちゃん死にそうなのに笑ってるの?
・いつまでたっても、おじいちゃんは咳をして苦しそう。
・すると、おじいちゃんは、急に立ち上がり、シンクのほうへ歩いていきました。
・そして、ゴゥ…ゴッ…ゴゥオエ!!!!!!!! と言って何かを吐き出しました。
・それから、ゼェゼェ息をしてから一言、「もう少しで死ぬとこだった…」と言いました。
・危なかった。
・もう少しで、私のせいであの世行きです。
・とりあえず助かってよかったのですが、それ以来、おじいちゃんの声が、森進一のような、かすれ声になってしまいました。
・声質が変わってしまったのです。
・かなり喉に負担がかかったのだと思います。
感想
お年寄りを食事中に笑わすのはやめましょう。